マイクロソフトフライトシミュレーター(MSFS)が家庭用ゲーム機のXbox Series X|S に対応、発売され早数ヶ月。それに合わせて発表された汎用操縦桿があったんですね。知りませんでした。
MSFSはXboxのゲームパッドでも遊べるようよく工夫されていると思いますが、ここまでシミュレーターの出来が良くなるとやはり操縦桿が欲しくなっている方も多いんじゃないかな?
ということで、そろそろ出回りそうなこの操縦桿、ホームパイロットの皆さんと改めてチェックできればと思います。
TurtleBeach VelocityOne
正式な名称は“VelocityOne Flight Universal Control System for Xbox Series X|S & Xbox One and Windows” になるのかな。長い。
ここではベロワンって略します。
まず、製品のウェブサイトを開くとこんな感じです。
https://www.turtlebeach.com/pages/velocity-one-flight
なんですかこの見た目は。いや、憧れのヨークとスロットルレバーがセットになっていて画像だけでテンション上がるんですけど、開発陣欲張りすぎ笑。ユニバーサルデザインというだけあって、これだけあればなんでも飛ばせそうですね。紹介文の冒頭にも、飛行に必要な全てを備えていると謳っています。
では、その構成要素はどうなっているのか。まとめてみましょう。
機能紹介
- 左右90度ずつ回転するヨーク
- 長期間の使用に耐える無接点センサー
- 2つのスティックと2つのハットスイッチ
- 18個の割り当て可能ボタン
- 飛行中の設定変更をサポートするフルカラーディスプレイ
- 小型機から旅客機まで想定したスロットル周り
- レバーの形状を選ぶことで、好みの機種に近づけられる
- 独立したトリムホイール
- 10個の割り当て可能ボタン
- 2種類から選べる警告灯パネル
これで、国内の流通価格は4~5万円になるのかな?まだコントローラーを買ったことのない方には、製品紹介をまとめたところでピンとこないかもしれませんね。良いと思ったポイントをいくつか解説します。
個人的に嬉しいポイント
・左右それぞれ90度回るヨーク
今まで45度の傾きで3万円足していたことを考えると、これだけでも嬉しいです。実機で45度しか傾かないヨークあるのかな?知る限りでは90度のものがメジャーだと思うので、本物っぽい操縦感覚に一歩近づけるポイント。何より、可動域が倍あることで、繊細で優しい操縦が可能になります。
・無接点センサー
今では珍しいものではなくなりましたが、無接点センサーの精度の高さ、狂いの少なさ、滑らかな操作感は操縦桿に必要な要素です。中古で古い操縦桿を買うときはこの部分に気をつけないと痛い目を見ることもあります。本物の小型機では操縦桿の滑りは整備次第ですが、綺麗に飛ぶためには滑らかに動く操縦桿は必須アイテムです。
・2つのスティックと2つのハットスイッチ
かなり重要な要素です。Xboxのコントローラーの構成を取り入れている感じで、左右のトリガーもあります。カメラ操作でこれほど有難いものはありません。地上滑走やビジュアルで飛んでいるとき、操縦桿にスティックがついてることで視線を自由に振ることができます。VRを使わない環境で自由に飛ぶには、この上なく有難い要素です。
・小型機から旅客機まで想定したスロットル周り
こんなに欲張ったスロットルは見たことがありません😂。上は4発ジェット、下は単発レシプロ。上半分のレバー4本は他にも製品化されているものがありますが、その下にセスナのような単発の小型機に多くみられる押し引き形式のスロットル、プロップ、ミクスチャーコントロール。それに加えて、左端にはトリムホイールまでついています。それぞれのレバー群に挟まれるようにスイッチが10個。
誰ですかこれ設計したの、、、最高✨✨✨
MSFSの収録機種はほとんどが単発か双発なので、謳い文句にある通りユニバーサルな設計になってますね。予約分は既に完売になっていたので、週末以降買えるようだったら注文してみようと思います😎